RRS

「JMECC(日本内科学会認定内科救急・ICLS講習会)~RRS対応」コース概要

 

1.院内救急対応システムRapid Response System(RRS)について

 JMECCは従来からいわゆる「院内急変」の予防と対応を視野に入れたシミュレーショントレーニングを行ってきました。近年、院内の患者の状態悪化に「早期に対応」するシステムとしてRRSが提案されています。


2.急性期充実体制加算

 令和4年度から入院患者の病状の急変の兆候を捉えて対応する体制の整備を行うことが診療報酬上も評価されることになりました。この体制整備には所定の研修を修了した医師や看護師の配置が求められています。


3.JMECCにおける対応

 従来のJMECC(日本内科学会認定内科救急・ICLS講習会)にRRSの内容を充実させたプログラムを新開発し、コース名称を「JMECC(日本内科学会認定内科救急・ICLS講習会)~RRS対応」として、令和4年8月から前記の急性期充実加算で指定される所定の研修を開始します。


4.JMECC(日本内科学会認定内科救急・ICLS講習会)~RRS対応の開催

 令和4年8月から本会主催で講習会を開始します。指導者数の充実を図り、順次、講習会の開催拡大を図ってゆきます。講習受講者の募集は近日、本ホームページで開始します。なお、本会主催の講習会は本会会員に限定されますことをご承知おきください。


5.プログラム

 午前中に日本救急医学会ICLSで設定された心停止症例への対応、午後にRRSについての講習および日本内科学会オリジナルのプログラムである内科救急(非心停止症例)への対応を学ぶ約7時間30分のプログラムを設定した講習会です。開催時には昼食の自由時間を除いて、このプログラムの内容・時間を遵守するようお願いしています。
時間 所要 内容 種別
8:50~9:00 10 開会式
9:00~9:50 50 一次救命処置(BLSとAED) 実習
9:50~9:55 5 休憩
9:55~11:05 70 気管挿管と除細動(気管挿管・気道確保・モニタ診断・除細動) 実習
11:05~11:10 5 休憩
11:10~12:30 80 心停止への対応 ➀(VF/VT.PEA.Asystole,Mega-code) 実習
12:30~13:00 30 自由時間(昼食休憩等)
13:00~13:45 45 RRS講習・内科救急総論(座学・映像視聴) 座学
13:45~15:55 130 心停止への対応 ②(内科救急から心停止へ:疾病救急と急変への対応) 実習
15:55~16:05 10 休憩
16:05~17:05 60 評価と復習(実技評価と評価に基づく復習) 実習
17:05~17:15 10 休憩
17:15~17:35 20 筆記試験 講義
17:35~17:45 10 閉会式・修了証授与


6.従来のJMECC(日本内科学会認定内科救急・ICLS講習会)を受講した修了者への対応

 従来のJMECC受講ではRRS対応の研修とは認められません。そこで、JMECC修了者にはRRS対応のe-ラーニングとe-test合格をもってJMECC(~RRS対応)の修了証を発行する予定で準備中です。詳細は後日、本ホームページで公表予定です。


7.「JMECC(日本内科学会認定内科救急・ICLS講習会)~RRS対応コース」の補講について 
NEW(2022.9.7)

【補講対象者】
・JMECC(日本内科学会認定内科救急・ICLS講習会)受講者(受講済の方)
・JMECCインストラクター資格所持者
※JMECCに指導者(ICLSインストラクター・アシスタントインストラクター)として参加しただけでは、申請条件を満たしません。【補講の流れ】
1)補講申請(フォーム入力情報にて、補講資格の有無を確認します)
2)映像教材の視聴(←補講申請・補講資格を確認後、個別に案内メールを配信します)
3)Webテスト(←映像教材の中にアクセス用のパスワードを掲載してます)
4)修了証発行(←PDFでメールに添付いたします)※申請が集中するとお待たせする場合があることご了承ください。

【補講申請】
補講申請は「JMECC受講済者」と「JMECC有資格者(ディレクター・インストラクター)」とでURLが異なりますので、お間違いのないようお願い申し上げます。

 

 

 

その他の情報について
今後、順次ホームページを利用してお知らせします。